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naruming Diary

雑記・いろいろ感想

徒花≪水原とほる≫  

またもやヤ●ザさん、登場。
しかしながら。
不覚にも泣いてしまいました…健気です、ウケのリーマン27歳。
どんな惨い仕打ちにも耐えられる強さを持ってる、人生を既に達観したようなジジイくさい一面もあるんですが…捉えようによっては健気です。
そんなわけで泣けました。
ウケ男の健気さに泣けました。


惨い仕打ち…エ●マ~!!フィ●ト~~ッ!!
また新たな世界ですがな…って水原さん的には新たでもなんでもなく。既に短編集『窓』で読んでますが。
それでも、この話の入り方(とても純愛で、とても切なくて、とても甘酸っぱい青春を思い出させる展開)からソコへいってしまう辺り、水原ワールドなんだと改めて実感させられたという(^_^;)

冒頭。
それはもうリーマンの純愛たるや、切なくて。
恋遍歴に至っても切なくて。
同性愛者であるがゆえの悩み、葛藤、辛さ、などなどいろんなことを体験してきての現在に至る彼の考え方、生き方があまりにも説得力がありすぎて。
そんな人が初恋の人に再会して、やっぱり忘れられなくて、というくだりはどうしようもないほど切ないのと可愛らしいのと。
とにかく妙に感情移入しちゃった私なわけです。
バカみたいに一途で。懸命で。
大人になったからわかると言いながらも、どこか危い一途さで相手を思い行動し。
なのに、物事は思った方向には行かないこともある。
それが『恋は盲目』というか。
冷静ならば考えたかもしれないことを危険を顧みずにやってしまうというのが恋する男の恐ろしさで。
結果恐ろしい目に会って。
それでも許しちゃう、怖がらずにいられちゃう、というのはイマイチ信じられんなぁい!!とは思ったけど。
それがリーマンの彼ならさもありなん、と。
あとがきに作者による『柳のような強さ』というのがそのまんまで。
こんなに強い子は見たことないよ、と思ってしまったのでした。

展開的には面白かったです。
が、やっぱり上にも書いたけど、『許せるんだ』てのが意外。
あと、最後のヤ●ザさんの身の振り方もやや強引な上手く行き過ぎる感があったり、です。いわゆるご都合主義的展開。
そんな都合のいい手紙なんてッ!(ツッコミ)です。
そこがちょいと惜しい。

今回は非常にウケのリーマンくんがよかったので、攻め男のヤ●ザさんの男ぶりがイマイチかっこよくなかったです。
ただのボーヤじゃん、みたいな。
自分を上手く表現できない男なんだろうけど、リーマンがあまりにも精神的に大人で強かったので、ヤ●ザさんがかっこよく見えなかったのかもしれません。
リーマンは仕事もできるし。
非常に男前なウケでした。こういうウケも好きだと思いました。

それにしても。
ホントーに冒頭では全然エグイ展開になりそうになかったんだよ。
攻めがヤ●ザってこと以外は。
どんなにイイ人風でも、ヤ●ザはイカン。
不意を付かれたが故の、『行為』にギャフンでした。
侮るなかれ、というのはリーマンの彼もそうだけど、読み手の私にも言えることでした(^_^;)

オンライン書店ビーケーワン:徒花

Posted on 2006/12/25 Mon. 15:20 [edit]

category:

thread: BL小説 - janre: 小説・文学

tb: 2   cm: 4

コメント

ナルミさん、こんにちは~。

>『恋は盲目』
よくあるパターンですが、良く言えば健気、悪く言えば暴走。
捉え方によって印象も全然違ってきますね~。
「赤澤」でスイッチ入っちゃう和彦が、羨ましくも思えちゃったりします。そこまでのめり込めれば本望だろうな~と。
…赤澤側から言うと大迷惑かもしれませんが(笑)

序盤が純愛であろうと、イラストがまともであろうと、終わってみるとやっぱり水原色でしたね(苦笑)
でもまあ、生ぬるい水原作品を望んでいる訳じゃないので、これは満足です。
これで普通だったら、「どうしちゃったんだ?」と心配してしまいます。

TBお返しさせていただきました~
最近濃い作品が続きますね(笑)
それではまた!

URL | にゃんこ #fwkSvwQ6
2006/12/25 16:16 | edit

こんにちは。

>よく言えば健気、悪く言えば暴走
その通りです(笑)。
確かに赤澤サイドだといい迷惑ですよね。
ただ赤澤も実は悪い気はしてないんだろうなぁとは
その様子から伺いしれるところで、
ただそう思う一方で面子を潰されたとやる仕打ちが
容赦がないというか。やりすぎるのは子供の癇癪っぽい。
だから和彦を『大人の男』としたんでしょうが、微妙な大人です。
考え方は『大人の男』。でも、心は一途な乙女(笑)

>水原色
私は冒頭でまーさーかー水原さんの宗旨替え作品?などと
ちょっと期待しちゃったですよー(笑)
あり得ないと思う心と、何この甘酸っぱい展開は!というのと
せめぎあっているところにアヤシイ雲行きが…。
これって、やっぱり、ヤ●ザだから、えとー…
…キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!! …でした。
でもビデオ撮りとか強●くらいだと思っていたのです。
まさか。そんな、プレイ。でした。

URL | ナルミ #w6XFEYVU
2006/12/25 16:35 | edit

ナルミさん、こんばんは~!

今回のヤクザさんは割と優しいな~と思っていたらやっぱりやられましたよ、もう・・・。しかもそれまでが水原さんにしては淡々としていた感じだったのでいつもより度肝抜かれました・・・。しかもあのシーン、長いよ~~~~(((((゜д゜;)))))))ブルブルしながら読んでました。ひ~~~~~、まだ終わらない!!!みたいな~。いつもなら結構平気なんですが・・・。

和彦は赤澤に対して盲目なところがあり、突飛な行動に、イラッとした部分もあったのですが、確かにそれは和彦が普通のリーマンであったり、一途がゆえなのかもしれないですね。そう思うと切ない。

しかし和彦は強い人ですよね。今までも恋愛で苦労してきて、ゲイで親にも勘当されて、それでも恐れず恋愛にひたむきなところは、私だったら・・・と考えるとホントすごいな~って思いますよ。
ナルミさんのレビュー読んでると、和彦のいい面がみえてきましたよ(笑)。

私もTBお願いしますね~!

URL | miku #-
2006/12/25 21:38 | edit

こんばんは、mikuさん。

>今回のヤクザさんは割と優しいな~と思っていたら
ソコなんです。もう私もなんとやさしい…って、違うじゃないかーッ!でした。
よもやアソコまでやってくれるとわッひぃいいい!!
長かったです…ホント長かった。
途中で『◆』←このマークがあったので終わったかと思いきや…まだそのシーンが残ってた…でしたものね。

和彦というキャラは深くて面白いですよ。
大人で割り切ろうとする面と、乙女な部分と。
一途すぎて、赤澤を許せる和彦は凄すぎます。
トラウマがないってのも凄すぎます…とんでもなく強い子です(^_^;)

TB、ありがとうございました。

URL | ナルミ #w6XFEYVU
2006/12/26 00:10 | edit

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